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書は人なり - 『伊達政宗の手紙』 [読んでみた]

樅ノ木は残った』で、かなーりブルーになったので、口直しに『伊達政宗の手紙』を再読。
なんというか、政宗の手紙って、からっとしているというか、重くないんだよね。
それでもって、内容(エピソード)もおもしろい。
へー、政宗ってけっこうマイクロマネジメントの傾向があるのね、とか。

ちなみに以前載せた「【ニコニコ動画】【ゆっくり】伊達政宗の書状【音声ガイド付】」で紹介されている手紙もほとんど掲載されている。

個人的には、牟宇姫(二女)宛の手紙、「夕はとりはやし(取り栄し)のため、身をすてさけ(酒)のみ申し候て、かいきもおもり、めいはく申し候。」の一文がツボ。
心ふらふらと候て、あらあら返事申し候。」って、どんだけ「身をすててさけのみ」したんだよ!
細川忠興に「狐でも憑いたんじゃない?(稲荷殿の知音かと申す事に候)」とか言われてしまうぐらいだから、相当すごかったんだろうけど。
家光の御成の話とか、家久を茶に招待したときの話とか、ほんとむちゃくちゃすぎる。

原本の写真が載っているのが、また良いのだ。
これを絶版にした新潮社は、ほんとバカだよな。

伊達政宗の手紙 (洋泉社MC新書)

伊達政宗の手紙 (洋泉社MC新書)

  • 作者: 佐藤 憲一
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2010/01/07
  • メディア: 新書
江戸城の宮廷政治 (講談社学術文庫)

江戸城の宮廷政治 (講談社学術文庫)

  • 作者: 山本 博文
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/11/11
  • メディア: 文庫

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命を懸けて守るもの - 『樅ノ木は残った』 [読んでみた]

「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」 - 葉隠

悲劇に涙する話はあまり好きではない。
こういう『泣いた赤鬼』系の話はなおさらだ。
誰かがしあわせになるために、誰かが犠牲になる。
たとえ当事者が納得していたとしても、それは果たして望ましい結果だったのか。

藩を守るということは、人を守るということだ。
ただ、そのために人が死ぬ。
直接的には関係のない係累にまで、それは及ぶ。
忠義、と人は褒め称えるかもしれない。ただ、巻き込まれた方はたまらない。

「こういうとき侍に生まれあわせ、おれのような主人を持ったのが不運だった、俺を憎め、俺を恨め、だが、役目だけは果たしてくれ」

こう言える立場のものはまだいい。

己の生死にかかわらず正しい決断する、これは美しい姿だ。
ただ、正しい姿なのかは分からない。

「どんなばあいでも、生きることは、死ぬことより楽ではない」

生死を自分で選び取ることのできた人間は、そうだろう。
選び取ることのできたものたちは、少なくとも選択ができたという意味で決して不幸ではない。
一番の悲劇は、その意識も意志も覚悟もなく流され、巻き込まれたものたちだと思うのだ。

自分の武士道には、決して人を巻き込みたくはない。
他人の生死を気にして、正しい決断をしない。しかしこれもある意味正しい決断なのではないのだろうか?

樅ノ木は残った (上) (新潮文庫)

樅ノ木は残った (上) (新潮文庫)


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リアルを創るのは言葉か - 『アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風』 [読んでみた]

神林長平作品独特の、言葉によって世界が翻弄される感じは大好きなのだけれど、たま~になかなか読み進められない作品がある。
魂の駆動体』とか『膚の下』とか。『猶予の月』も辛かったなぁ。

雪風も、第一作の『戦闘妖精・雪風は苦しみながらもそれなりの速度で読めたはずだったけれど、当時はまだ若くて、脳みそも今より柔軟だったからだろうか。
二作目の『 グッドラック―戦闘妖精・雪風( ゚д゚ )となり、今作でとうとう(゜∀。)となった。
なんのヒントも出ていないのに読者への挑戦状を叩き付けてくる新本格ミステリーというか、もう、脳みそにGかかりすぎ。

感想?
「くどくど話しといて、結局それしか話進んでないんかい!《゚Д゚》ゴラァァ」かな。

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風


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はたして駆け引きは学べるのか? - 『モンテ・クリスト伯』 [読んでみた]

モンテ・クリスト伯〈1〉

モンテ・クリスト伯〈1〉

アニメ『巌窟王』が、予想に反しておもしろかったらしく、旦那さんがアマゾンで『モンテ・クリスト伯』を一気買いしたのは、思い起こせば半年前。
しかし、買ったことで満足してしまったのか、その後放置されていたのだが、今月に入ってにわかに読み始めた。
それから、毎日帰ってくると「今日の伯爵(エドモン・ダンテスくん)」報告会。
私の母も『モンテ・クリスト伯』が大好きで、この本を読んだことが、その後ビジネスをやっていく上で非常に役に立ったと言う。
数多あるビジネス書を押しのけて、一番役に立ったと言わしめる『モンテ・クリスト伯』。いったいどんな話だったけ?私はジュブナイル版の『巌窟王』しか読んでないなぁ。
というわけで、私も読み始めました。

感想:うん、確かにおもしろい。いろんな人間が出てくるのだが、よく書き分けが出来ている。キャラが立っているというやつですね。あと、なんと言っても船乗りシンドバッドこと伯爵のあくどさがおかしい。達観したような描写なのに、結構普通のことで切れていたり。
当時の風俗の勉強にもなるなぁ。
この間『ラインの虜囚』を読んだばっかりなので、デュマにもなんか思い入れが。

ラインの虜囚

ラインの虜囚

  • 作者: 田中 芳樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/07/07
  • メディア: 単行本


巌窟王 第1巻

巌窟王 第1巻

  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

なんといっても、中田譲治の声に尽きる。かもしれない。
あと、ちょい悪の先輩にあこがれる後輩にしか見えないアルベールとか。
テクスチャーの使い方がおもしろいっすよ。


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いつの間にやら続きが出てた…『ウォータースライドをのぼれ』 [読んでみた]

ちょっと気になって調べてみたら…。
続きが出てましたよ。『ストリートキッズ』の4巻。

まぁ正直、3巻(『高く孤独な道を行け』)で完結してるようにも読めるけれど、後書きか何かに全5巻とかかれてしまったからには、やっぱり最後まで読みたくなるのが人というもの。
でも、わざわざ英文で読みたいという訳でもなかったので、放置しているうちに忘れてました。どうみても6年ぶりです。ありがとうございました。

ウォータースライドをのぼれ

ウォータースライドをのぼれ


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ダマール王国 滞在中 -『青い剣』 [読んでみた]

11時過ぎに起床。前日寝たのが4時近くとはいえ、こんな自堕落な生活はいかんだろう。

洗濯とか、最低限の家事をした後、2時過ぎに昼食。
すでにブランチですらなく、在庫のみで作ったわりに豪華な食卓となる。
我が家の備蓄食料は相当なものだから、やろうと思えば1週間ぐらい篭城できるのだよ旦那君、君が知っているか知らないかは知らないが。
それより、少し食料の整理しないとなぁ。缶詰たまりすぎ。

その後は、昨日から再読をし始めたダマール王国シリーズを読む。
今回アマゾンを見て気がついたのだけれど、これって20年も前に出てたのね。正統派少女成長物ファンタジーとしてはなかなか面白いんだけど、この先はないのかしら。
アマゾンだと表紙の絵が出ないのだけれど、当時『丘の上のミッキー』でかなり名を上げていためるへんめーかーが書いていて、あのころの早川の棚の中では異彩をはなっていたなぁ。

青い剣   ハヤカワ文庫 FT―ダマール王国物語〈1〉

青い剣 ハヤカワ文庫 FT―ダマール王国物語〈1〉

  • 作者: ロビン・マッキンリイ , Robin McKinley
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1985/11
  • メディア: 文庫


英雄と王冠  ハヤカワ文庫 FT―ダマール王国物語〈2〉

英雄と王冠 ハヤカワ文庫 FT―ダマール王国物語〈2〉

  • 作者: ロビン マッキンリイ, Robin McKinley
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1987/07
  • メディア: 文庫

※ついでに『丘の家のミッキー』も。絵の中の人が、違うひとになってる…って、初版が1984年だから、まだ売っていること自体が奇跡か。

丘の家のミッキー〈1〉お嬢さまはつらいよの巻

丘の家のミッキー〈1〉お嬢さまはつらいよの巻

  • 作者: 久美 沙織
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 文庫


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『ウェブ戦略としての「ユーザーエクスぺリエンス」』 [読んでみた]

ウェブ戦略としての「ユーザーエクスぺリエンス」―5つの段階で考えるユーザー中心デザイン

ウェブ戦略としての「ユーザーエクスぺリエンス」―5つの段階で考えるユーザー中心デザイン

Webサイトの構築を、1.戦略、2.要件、3.構造、4.骨格、5.表層の5段階で考ようというもの。
抽象的な概念の整理はされているが、具体的な解決方法が書かれているわけではないので、プロジェクトの途中で途方にくれた時の指南書の役割は期待してはいけない。

プロジェクトのスタートにあたり、自分の頭を整理しようとする向きには適しているかもしれないが、実際の仕事はこんなにきれいに整理はつかないものなので、「こうなったらいいな」という理想像を描くための指標として使うのが吉か。


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『膚の下』読了 [読んでみた]

最近見なくなった2大番組といえば『新日曜美術館』と『週刊ブックレビュー』。どっちもNHKというのがすごいや。いや、元々NHK視聴率高いんですけどね、ウチ。(ちゃんと受信料払ってますよ!)
先日たまたま本当に偶然に『ブックレビュー』にチャンネルがあってしまい、なんとなくながめていたらなんと神林長平の新刊が紹介されていて、1)こんなSF作家としかいいようがない作家がNHKに取り上げられたということと、2)新刊が出てたということ2点コンボでビックリ。
新刊2点も出てたんだね、知らなかったよ。本屋も2ちゃんのSF板もけっこうチェックしていたのに。。

だめもとで図書館をあたってみたら、なんと棚にあったので、借りてきました。ついでに、このシリーズを読んでいない旦那さんのために、『あなたの魂に安らぎあれ』(←なんと閉架!)と『帝王の殻』も一緒に。
しかし、シリーズ全部借りられてしまうとは、SF熱が低いんでしょうか、ここ。

で、『膚の下』。
いや、長い。文体も、海賊シリーズなんかより堅いし、内容も最初は戦闘や軍のこととかだったから、入り込むのに非常に苦労した。電車なんかで読んでいるのがいけないのかもしれないけど。
アミシャダイがが出てくるあたりから話が動き始めて、慧淋が出てきたら面白くなってきたけど、これ通して読んでるからいいものの、連載読んでた人はしんどくなかったのだろうか?

とりあえず、これはSFという垣根を取り払っても、大作といえるんではないでしょうか。
テーマはいつもの神林モノだけど、そこを突き詰めていくと、やはり人間というものの本質について考えざるを得ない。その手法がいつもながら鮮やかだ。
神林長平の作品はそんなにハチャメチャなSFでもないので、もう少し売れてもいいのに。『ハイペリオン』は読んだことがあっても、神林長平を読んだことがある人って本当に少ない。

膚(はだえ)の下〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

膚(はだえ)の下〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)



膚の下 (下)

膚の下 (下)

  • 作者: 神林 長平
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 文庫



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